川の音(せせらぎ)の表現・描写・類語（音の響きのカテゴリ）の一覧 ランダム５
谷底の激しい水音は川上の執拗な増水の名残をとどめて荒れ狂ったもの
大江健三郎 / 芽むしり仔撃ち amazon
雨で水かさを増した川音がズシンズシンとまるでだれかに背中をどやされるみたいに響いてくる
三浦哲郎 / ユタと不思議な仲間たち amazon
空はよく晴れて谷川はさらさら鳴りました。
宮沢賢治 / 風の又三郎
川の音も、水音としてではなくて、夜そのものが音を出しているような不思議な響きとして届いてくる。
吉本 ばなな / 大川端奇譚「とかげ (新潮文庫)」に収録 amazon
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「音の響き」カテゴリからランダム５
雑然たる声が波のごとく沈んでまた起こる
長塚 節 / 土 amazon
私は風邪をひいた時の小さな子供のように、みんなの声をぼんやりと幸福に聞いていた。
吉本 ばなな「アムリタ（下） (新潮文庫)」に収録 amazon
レコードはどれも古く盤面は傷だらけだったが、少くとも無価値ではなかった。音楽は思想ほど風化しない。
村上 春樹「羊をめぐる冒険」に収録 amazon
「水面・水中・水辺」カテゴリからランダム５
Ｈ湾は蒼い水たまりのよう
福永 武彦 / 草の花 amazon
海が脂の付いた灰色の金属のようにぼっと光る
笙野 頼子 / タイムスリップ・コンビナート amazon
波音が繰り返し響いて、何かを伝えているようでもあった。
吉本 ばなな「アムリタ〈上〉 (新潮文庫)」に収録 amazon
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