雷の音・雷鳴の表現・描写・類語(音の響きのカテゴリ)の一覧 ランダム5
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「音の響き」カテゴリからランダム5
やることがないので彼はケータイを開き、最近気にしているブラッククワイアの曲を初めてダウンロード、再生してみた。家具の少ない四畳間に、シャリシャリした音が響く。
羽田 圭介「ミート・ザ・ビート (文春文庫)」に収録 amazon
窓の外は落ち着いた深い暗闇で、この部屋だけがけばけばしいほどに明るい。彼がうがいをしたりわたしが冷蔵庫を閉めたりする音が、その明るさにぶつかって部屋中に散らばっていった。
小川洋子 / 完璧な病室「完璧な病室 (中公文庫)」に収録 amazon
「雷」カテゴリからランダム5
稲光が走り、前より明らかに大きな雷が鳴った。その光だけは、雨にも暗闇にも邪魔されることなく空を貫いた。消えたあともじっと見惚れてしまうような稲光だった。
小川洋子「博士の愛した数式 (新潮文庫)」に収録 amazon
目の前が光った。間を置かずに、巨木が真っ二つに引き裂かれるような音がして、何か悲劇的なまでに痛烈な落雷の地響きが伝わってきた。
平野 啓一郎「マチネの終わりに (文春文庫)」に収録 amazon
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