すとんと道が切れている。階段だ。
新海 誠「小説 君の名は。 (角川文庫)」に収録 ページ位置:96% 作品を確認(amazon)
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階段・石段
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......いるのだろう。どうして私は探しているのだろう。その答えも、たぶん、私は知っている。覚えてはいないけれど、私のからだぜんぶがそれを知っている。細い路地を曲がると、すとんと道が切れている。階段だ。そこまで歩き、見おろすと、彼がいる。 走り出したいのをこらえて、俺はゆっくりと階段を登り始める。花の匂いのする風が吹き、スーツを膨らませる。階段の上には、彼女が......
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階段・石段の表現・描写・類語(外の設備・工作物のカテゴリ)の一覧 ランダム5
二階の階段が高圧線の鉄塔のように高くそびえている
萩原 葉子 / 蕁麻の家 amazon
(石段)石灰石の階段が夜の微光をのこらず集め、巨きな荘厳な瀑布のように白く懸かる
三島 由紀夫 / 潮騒 amazon
階段が大蛇のようにうねる
里見 トン / 極楽とんぼ―他一篇 amazon
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「外の設備・工作物」カテゴリからランダム5
(さっぱり)流石 に生れ変ったような気持になって
夢野久作 / ドグラ・マグラ
橋が巨鯨の白骨のような姿
岡本 かの子 / 岡本かの子 amazon
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