やや硬めながらも、かなり細いので気にならない

砂糖も多すぎず、少なすぎず、良いテカり

見た目は非常にオーソドックスなスタイルの芋けんぴ

口の中に放り込むと、すぐにほんのりとした甘みを感じ、噛むと小気味良く砕けていく。その食感が凄く楽しい。噛み締めていくと、徐々に芋の風味も現れてくる。

砂糖がたっぷりで甘いので、子どものおやつにぴったりな印象の芋けんぴ

口にくわえると青竹の匂いがしてつるりと舌の上に滑り出す

（餡蜜は、）本来、江戸の食味を受け継いだこの甘味は、寒天、えんどう豆、黒蜜、ぎゅうひで冷たくひやした夏の江戸甘味、豆かん（えんどうと寒天の意）が原型であった。大正期に関西資本が東京に進出すると、白蜜、フルーツ、えんどう豆、ぎゅうひと鮮やかな盛りつけに餡を添えた餡みつが登場し、さっぱり味の江戸甘味であった豆かんを片隅に追いやってしまった。

香ばしい黒蜜をたっぷりたらす

上質の白玉粉を使用

小袋を開封した瞬間、いっぱいに広がる煎餅の香り。食べる前からお米のよさが伝わってきた。焼きたての香りは最後の一口まで存分に楽しめた。