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前後の文章を含んだ引用

......度三度とろろ昆布のおつゆを二、三カ月たべつづけたし、苺ジャムにこったときは、「もう好い加減にやめなさい」と母にいわれて泣いた。西洋料理がきらいで純日本食を好み、椅子に腰かけるのがきらいで、ソファの上にも田舎のおばさんよろしくちょんと坐ってしまう。そんな人がフランス帰りの万事フランス式の夫と結婚したのだから、世の中はおもしろいものだ。夫の朝食はパンにバタにコーヒー、その横で姉はおみおつけにタクアンでご飯を......

単語の意味

腰（こし）

腰・・・１．胴体の下の方の部分で、上体と下肢（かし）をつなぐ部分。座る姿勢をとったとき、骨盤あたりの折り曲がる部分を漠然という。ウエスト。
２．衣服やはかまの腰にあたる部分。
３．あらゆる物の、腰に相当する部分。中ほどより少し下の部分。
４．紙や布などの、しなやかで破れにくい性質。
５．餅（もち）や粉などの、粘りや弾力。
６．刀や袴など、腰につけるものを数えるときの単位。「刀ひと腰」「袴ひと腰」
７．何かをする際の姿勢や構え。「及び腰」「けんか腰」など。