料理は懐石ふうにして出す、とはいいながら、なんともいえぬ独創的なものだ。それはもう食べて見なくては、わからない。
池波 正太郎「食卓の情景 (新潮文庫)」に収録 ページ位置:84% 作品を確認(amazon)
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前後の文章を含んだ引用
......上梅さんは九十になり、いまは奥で静養中で庖丁は取らないが、すべて、〔丸梅〕の味は娘さんにうけつがれている。〔丸梅〕の女将は屋台のおでん屋からはじめた人である。 料理は懐石ふうにして出す、とはいいながら、なんともいえぬ独創的なものだ。それはもう食べて見なくては、わからない。 はじめに、白グジ)の造りが出る。〔丸梅〕の名物で、白ブドウ酒と塩で味をととのえ、軽く天日でほしてある。次に、鯛の潮汁。この辺までは、はじめての人も別におどろか......
単語の意味
会席料理・懐石料理(かいせきりょうり)
会席料理・懐石料理・・・宴会、茶会の席で出される料理。宴の席では会席料理、お茶の席では懐石料理と区別する場合が多い。
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コース料理の味、おいしさを伝える表現・描写(料理(その他)のカテゴリ)の一覧 ランダム5
このようにして食べてゆくと、そのだんどりの巧妙さと、食べすすむ客の舌へあたえる刺激と変化によって、知らず知らず、さらに食慾が、かきたてられてくるようなおもいさえする。それは一種、ダイナミックな律動感をわれわれにあたえてくれるほどだ。
池波 正太郎「食卓の情景 (新潮文庫)」に収録 amazon
いろいろと料理を出さないと、経営がむずかしい時代に入ってきている
池波 正太郎「むかしの味 (新潮文庫)」に収録 amazon
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創作料理の表現・描写・類語(料理(その他)のカテゴリ)の一覧 ランダム5
〔松鮨〕の鮨は、東京ふうでもなければ上方ふうでもない、独自のものだ。研究熱心なあるじは諸方へ旅をして味覚を探求しつづけ、それを自分の仕事に活かした。
池波 正太郎「むかしの味 (新潮文庫)」に収録 amazon
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