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不意に、部屋の空気をかき混ぜるようにトイレのドアが開いて、誰かが出てくる気配がした。《…略…》空気の波がふわりとあたしの上を撫でていく。
朝井 リョウ / ひーちゃんは線香花火「もういちど生まれる (幻冬舎文庫)」に収録 ページ位置:1% 作品を確認(amazon)
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扉(門・窓)の開閉
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......気が消えた。 キスされた。と思う。 どっち? と一瞬迷ったけれど、ひーちゃんは女だよ、てことは風人に決まってる。イケメンなのになぜか童貞っぽい風人に決まってる。不意に、部屋の空気をかき混ぜるようにトイレのドアが開いて、誰かが出てくる気配がした。たぶん、今のがひーちゃんだろう。空気の波がふわりとあたしの上を撫でていく。 ひーちゃんがトイレに行っている間にあたしにキスするなんて、風人さ、けっこうオオカミじゃん。信じらんないな、ラムネのビー玉みたいなくりっくりの目してさ、無理した......
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扉(門・窓)がひらく・閉じるの表現・描写・類語(室内のようすのカテゴリ)の一覧 ランダム5
重い扉を未練気もなくピッタリと閉めた。
夢野久作 / ドグラ・マグラ
軽やかに鍵を差し込む。がちゃり、と、金属の内臓をえぐるような音
朝井 リョウ / ひーちゃんは線香花火「もういちど生まれる (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
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ひろい庭の芝生の彼方に、三渓園の三重塔がのぞまれ、それが、しだいに夕闇の中へ溶けこんで行くのを、われわれは飽くこともなくながめ、
池波 正太郎「食卓の情景 (新潮文庫)」に収録 amazon
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