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(夜、)杉林のなかに炭焼小屋があって、白い煙が切り立った山の闇をい登っていた。
梶井基次郎 / 闇の絵巻 ページ位置:49% 作品を確認(青空文庫)
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けむり
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前後の文章を含んだ引用
...... 下流の方を眺めると、溪が瀬をなして轟々ごうごうと激していた。瀬の色は闇のなかでも白い。それはまたのように細くなって下流の闇のなかへ消えてゆくのである。溪の岸には杉林のなかに炭焼小屋があって、白い煙が切り立った山の闇をい登っていた。その煙は時として街道の上へ重苦しく流れて来た。だから街道は日によってはその樹脂臭い匂いや、また日によっては馬力の通った昼間の匂いを残していたりするのだった。  橋......
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