貧弱な花房で、老婆の、萎びてだらりと垂れさがった乳房のようだ
井上 ひさし / 腹鼓記 作品を確認(amazon)
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花
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単語の意味
花房・英(はなぶさ)
花房・英・・・房状に束になって咲く花。
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花の表現・描写・類語(植物のカテゴリ)の一覧 ランダム5
(ニワトコ)薄黄色の小さな花を鞠みたいに枝先に咲かせている木があった。花群を支える部分が暗い赤で、コントラストが目を引く。
三浦 しをん「神去なあなあ日常 (徳間文庫)」に収録 amazon
直立した 花梗 の上に、固く身をすぼめた花冠が、音楽のように、ゆるやかに開こうとしていた。
大岡 昇平「野火(新潮文庫)」に収録 amazon
つつじ が妙に現実感のない鮮かな色あいの赤い花をつけていた。
村上春樹 / ねじまき鳥と火曜日の女たち「パン屋再襲撃 (文春文庫)」に収録 amazon
(床の上に、)真ッ赤な大輪の椿が一つ、お椀の蓋でもふせたように、ぽっくりと散っていた。
里見 トン / 椿「初舞台・彼岸花 里見トン作品選 (講談社文芸文庫)」に収録 amazon
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海棠(かいどう)の花をながめ、今朝みた夢の血の色のようだ、などと思った。
林 房雄 / 青年 (1964年) amazon
落葉した銀杏の樹々の枝が、無数の矢羽根を突き刺したように空に伸びる
小林 久三 / わが子は殺人者 (1985年) amazon
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