時計台は、僕の背よりも五十センチ程度、高いくらいの小振りなものだった。下地は真っ白だが、錆が見えて貫禄がある。
伊坂 幸太郎 / オーデュボンの祈り ページ位置:52% 作品を確認(amazon)
この表現が分類されたカテゴリ
時計台
しおりに登録する
前後の文章を含んだ引用
......た。「どう、間に合ったかな」「間に合ったことにしよう」日比野は、島の時計台を待ち合わせ場所にしていた。僕は、草薙にその場所を教わった。わかりやすい位置にあった。時計台は、僕の背よりも五十センチ程度、高いくらいの小振りなものだった。下地は真っ白だが、錆が見えて貫禄がある。土手に、ぽつんと立っていた。海は、そこから五十メートルほど下りた場所にある。僕たちのいる土手からももちろん見下ろせるが、周囲が暗くなったため、海面は黒い地面にし......
単語の意味
背(せ)
錆・銹・鏽(さび)
錆・銹・鏽・・・金属が空気に触れたり水に濡れたりして傷み、赤茶色や青白色に変色し脆(もろ)くなったもの。空気中や水中で金属が酸化し表面にできる、酸化物質や水酸化物質。
ここに意味を表示
時計台の表現・描写・類語(店・施設のカテゴリ)の一覧 ランダム5
時計台は、僕の背よりも五十センチ程度、高いくらいの小振りなものだった。下地は真っ白だが、錆が見えて貫禄がある。
伊坂 幸太郎 / オーデュボンの祈り amazon
このカテゴリを全部見る
「店・施設」カテゴリからランダム5
(さびれる)大地震からこちらへばったり火が熄(き)えたように寂れた。
森田草平 / 初恋 amazon
(コンサートホール)大ホールの扉を開けると、気圧まで変わったように感じた。森だ。森にいるみたいだった。建物の中に入ったときから、外とはざわめきの伝わり方が違った。空気の流れも違う。
宮下 奈都「羊と鋼の森 (文春文庫)」に収録 amazon
同じカテゴリの表現一覧
店・施設 の表現の一覧
風景表現 大カテゴリ