２センチ角ぐらいにコロッと切った、山かけのまぐろさながらの牛肉

紛れもない肉の繊維の抵抗があって、今自分は肉を食べているのだと思っただけで何か非常に満足な気持ちになった

とってもしつこい味だから、ぶどう酒じゃなくてりんご酒を飲む

清澄で豊潤な肉のうまみ

火にかけられた鉄板の上に血の滴るような内臓（モツ）をのせ、二本の鋭利なフライ返しで細かく刻んでいく

（肉料理）香ばしい肉の香りがキッチンに広がると、盛り付けの前に家族がダイニングテーブルに集合してしまうほどに食欲をそそる

トリ屋さんへ行った。御殿場の養鶏は昔から有名で、ここのトリは最高だ。肝を見ると新鮮さがよくわかる。御殿場のトリの肝は、ふっくらとしてつやがよく、いきいきとした色あいだ。水につけても血がでない。玉子だって、割ったら黄味がこんもりと盛り上っている。だから夕食は、トリのすき焼きにするつもりなのだ。

骨にしがみ付いている肉のうまさというものは、人間より舌の越えた犬や猫でも目の色が変わるほど

燻製した皮は香ばしく、中身はしっとりした舌触りで、しっかり熟成された肉独特の複雑で深みのある味が付いている

猪肉は煮込むほど美味しくなるというが、煮込むほどに獣くささが消えていく。あまり煮ないうちに食べるとかなり獣くさく、煮込むとゴワゴワした舌触りになるが、噛むと柔らかい。