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ゆっくりと目を閉じる。そしてスイッチを切るように頭の中から全ての灯りを消しさり、新しい闇の中に心を埋めた。
村上春樹 / 1973年のピンボール ページ位置:67% 作品を確認(amazon)
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頭を空にする・考えない
眠りに落ちる・寝つく
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......まましばらくのあいだ、ぼんやりと闇の中に浮かんでいた。そして少しずつ細かい部分からそのイメージは薄れ始め、ついには何もかもが消えた。 鼠は首を天井に向け、そしてゆっくりと目を閉じる。そしてスイッチを切るように頭の中から全ての灯りを消しさり、新しい闇の中に心を埋めた。 3フリッパーの「スペースシップ」……、彼女が何処かで僕を呼びつづけていた。何日も何日もそれが続いた。 僕は積み上げられた仕事の山をおそろしいスピードで片付けて......
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頭を空にする・考えないの表現・描写・類語(思考・頭の中の状態のカテゴリ)の一覧 ランダム5
僕はしばらくのあいだ頭をからっぽにして、その空白の中に何杯かのウィスキーを注ぎこんだ。
村上春樹 / 双子と沈んだ大陸「パン屋再襲撃 (文春文庫)」に収録 amazon
意識のすきまのひとつひとつに、白熊でも歩いてわたれそうなほどの厚い氷をはりめぐらし、全ての思考を凍結させる
村上 春樹 / 1973年のピンボール amazon
風はない。探り針のように空中に巡らされたケヤキの暗い枝は微動だにしない。世界は見事に静止している。
村上 春樹 / 1Q84 BOOK 3 amazon
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眠りに落ちる・寝つくの表現・描写・類語(睡眠・眠る・寝るのカテゴリ)の一覧 ランダム5
目を閉じると待ちかねていたように無力感が音もなくその空白を満たした。とても手際良く、素早く。それからゆっくりと眠りがやってきた。
村上 春樹 / ダンス・ダンス・ダンス(上) amazon
いつの間 にか眠くなって、つい黒甜郷裡 に遊んだ。
夏目漱石 / 吾輩は猫である
麻酔がかかったように眠ってばかりいる。
向田 邦子 / 犬小屋「思い出トランプ (新潮文庫)」に収録 amazon
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様々な人達の物凄 い寝息と、蚊にせめられて、夜中私は眠れなかった。
林芙美子 / 新版 放浪記
しっとり寝たりほんのり起きたりのくりかえし。
朝井 リョウ / ひーちゃんは線香花火「もういちど生まれる (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
彼女の寝顔は、私の寝顔みたいに、熟睡するとあったまったプリンみたいに横に広がって目鼻立ちがのっぺり見えるようなこともなく利発そうだ。
綿矢 りさ / 勝手にふるえてろ amazon
(眠いけど食べる)頭の芯は眠気で凝り固まっているのに、手足は妙にふにゃふにゃしている。感覚も眠っているので、味を想像したりすることもなく、ただひとつひとつの手順を生理現象のようにこなしていく。
小川洋子 / 完璧な病室「完璧な病室 (中公文庫)」に収録 amazon
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