その目をじっとそそがれると、私の顔は左右に広がり目鼻はしおれて頬骨がせりあがってくる気持に落ちた
島尾敏雄 / 島へ 作品を確認(amazon)
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気がゆるむ
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単語の意味
頬(ほお・ほほ)
頬骨(ほおぼね)
頬・・・顔の一部。顔の両脇で、口の真横にあるやわらかい部分。ほっぺ。ほっぺた。
頬骨・・・頬の上部の、いくぶん高く突き出た骨。顴骨(かんこつ・けんこつ)。
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気がゆるむの表現・描写・類語(安心するのカテゴリ)の一覧 ランダム5
伸子は次第にくつろぎと楽しさが心や体にしみこむのを感じた。
宮本百合子 / 伸子
夜空を見ながら、庭で一人食事していると、心が安らかになる。《…略…》自分の掌やござに投げ出した足はぼやけているのに、庭の百日紅や花壇のれんがや小さな星の瞬きは、くっきり浮かび上がって見える。
小川 洋子「妊娠カレンダー (文春文庫)」に収録 amazon
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(怒っている男が部屋から出ていく)若手のリーダー格である男の爆発を、周囲はなすすべもなく見守るしかない。ばん、という大きな音とともにドアの向こうに江原の姿が消えると、呪縛から解き放たれたかのように社員たちが動きはじめる。
池井戸潤「下町ロケット (小学館文庫)」に収録 amazon
それを聞いたら、私の胸のうちのどこかがほっとゆるんだのがわかった。ぎゅうとつかまれていたものがゆるんで、ふわっと何かが流れ出して、だれかにゆるされたような、そんな感覚だった。温かいお湯のようなものが全身をゆっくりとめぐった。
よしもとばなな / まぼろしハワイ「まぼろしハワイ」に収録 amazon
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