はねるように立ち上がって
有島武郎 / 或る女(後編) ページ位置:9% 作品を確認(青空文庫)
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立ち上がる
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前後の文章を含んだ引用
......姉のそれだとは充分に知りながら、愛子のほうは泣き顔を見せるのが気まりが悪いふうで、振り向きもせずに一入 うなだれてしまったが、貞世のほうは葉子の姿を一目見るなり、はねるように立ち上がって激しく泣きながら葉子のふところに飛びこんで来た。葉子も思わず飛び立つように貞世を迎えて、長火鉢 のかたわらの自分の座にすわると、貞世はその膝 に突っ伏してすすり上げ......
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立ち上がるの表現・描写・類語(動作・仕草・クセのカテゴリ)の一覧 ランダム5
車にはねられた犬のように、よろよろと立ち上がる
小池 真理子 / 小池真理子のミスティ―小池真理子短篇ミステリ傑作集〈1〉 amazon
水からあがる時の河馬(かば)のような自らの体重を感じながら、しかたなく立ちあがる。
筒井 康隆 / 夢の木坂分岐点 amazon
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布の落ちるように音もなくまたも畳にくず折れる
石川淳 / 普賢 amazon
手のつけようがない泣きっぷりでじたばた暴れながら、彼は純子さんと幹子に抱えられるように二階に連れて行かれてしまった。
吉本 ばなな「アムリタ〈上〉 (新潮文庫)」に収録 amazon
棒杭(ぼうぐい)の如く佇む。
筒井 康隆 / 夢の木坂分岐点 amazon
外に一歩出たら、夜風が吹いてくるのとともに急に、時間も動きはじめたような気がした。
吉本 ばなな / らせん「とかげ (新潮文庫)」に収録 amazon
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