(ミート・コロッケ)ジャガイモのコロッケを食べなれていた所為だろう、クリーム・ソースにくるまれた肉のやわらかさ、揚げ油の香気……何ともいえぬおもいがした
池波 正太郎「むかしの味 (新潮文庫)」に収録 ページ位置:58% 作品を確認(amazon)
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コロッケ
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前後の文章を含んだ引用
......ゃあ、西洋饂飩だな……) と、おもった。 つぎに行くと、山田君が、「今日は、ミート・コロッケがいいです」 決定的にいう。 このコロッケにも、私はびっくりした。 ジャガイモのコロッケを食べなれていた所為だろう、クリーム・ソースにくるまれた肉のやわらかさ、揚げ油の香気……何ともいえぬおもいがしたものだ。 当時、私や井上の月給は金五円だったが、衣食住は店でもっているわけだから、すべてが小遣いになるし、何といっても、むかしの株屋のことゆえ、お客の使い走りを......
単語の意味
香気(こうき)
香気・・・いいにおい。素敵な香り。
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丸いお盆のようにひらたいパイの上に、トマト、ピーマン、マッシュルームなどの小ぶりに切ったのをのせ、油づけのちょっとすっぱいアンチョビー(ひしこいわしのカンづめ)を飾って、チーズの粉をかぶせるようにたっぷりふりかけて、天火でこんがり焼いたピツァ・パイ
石井 好子「巴里の空の下オムレツのにおいは流れる (河出文庫)」に収録 amazon
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