弾力のあるところてんの喉越しのよさ

なんと冷たいトコロテン。舌触りもツルッと快く、程よい酸味も爽やか。熱いときの前菜として、これほど打ってつけのものがあるだろうか。

名水を使ったトコロテン。透き通った湧き水はいやなにおいが一切しない。

まろやかな酸っぱさ

手間暇かけた心太はつややかな琥珀色、ほんのりした磯の香り

藻類には独特の粘りと食感がある。粘りは表面がぬるぬるした食感のものと藻類の中に含まれていて、似たときに溶け出してくるものがある。これらは主としてアルギン酸による。

よく見るとところてんに黒っぽいものがついている。天草の繊維だ。

ワンランク上の海苔は、パリパリした食感と口どけのよさが違う

干された昆布に太陽のにおい

とろろ昆布は明らかにスキマ食品である。とろろ昆布がなくても、誰もいっこうに日常生活に困らない。