広い肩をゆすつて、哄笑 した。
芥川龍之介 / 芋粥 ページ位置:36% 作品を確認(青空文庫)
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笑う
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前後の文章を含んだ引用
......て、吃 りながら、又、前の答を繰返した。一同が今度も、笑つたのは、云ふまでもない。それが云はせたさに、わざわざ念を押した当の利仁に至つては、前よりも一層可笑 しさうに広い肩をゆすつて、哄笑 した。この朔北 の野人は、生活の方法を二つしか心得てゐない。一つは酒を飲む事で、他の一つは笑ふ事である。 しかし幸 に談話の中心は、程なく、この二人を離れてしまつた。こ......
単語の意味
哄笑(こうしょう)
哄笑・・・その場にいた人が一斉に大笑いすること。大きな口を開けて声高く笑うこと。
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笑うの表現・描写・類語(動作・仕草・クセのカテゴリ)の一覧 ランダム5
トマトを輪切りにしたような、大口をあける笑い方
獅子 文六 / てんやわんや amazon
ハハハハと御釜 の蓋 へ身をもたして笑った。
夏目漱石 / 吾輩は猫である
表情がくずれ、声をたてて笑った。
遠藤周作「沈黙(新潮文庫)」に収録 amazon
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「動作・仕草・クセ」カテゴリからランダム5
頭をぴょこつかせる。
夏目漱石 / 吾輩は猫である
大きな 身体 を揺すって笑った。
直哉, 志賀「暗夜行路 (新潮文庫)」に収録 amazon
海に向かって大きく背伸びする。その指先が空に届きそうに見える。
吉田修一「悪人」に収録 amazon
四人で仲よくスペイン旅行を楽しんだが、そのときは男性もまじえた四人組なので気も強くなり、場末のレストランや居酒屋ふうの店にもって出かけた。
石井 好子「巴里の空の下オムレツのにおいは流れる (河出文庫)」に収録 amazon
「笑う・笑み」カテゴリからランダム5
今にも舌を出しそうな悪戯っぽい笑み
横山 秀夫「クライマーズ・ハイ (文春文庫)」に収録 amazon
フッ! と木魚をたたくような飾りけのない笑いが二つ三つボクボクと湧いた。
石坂 洋次郎 / 若い人 amazon
隣に立っている見知らぬ人の肩を 叩いて、身を 捩って笑っている
宮本 輝「道頓堀川(新潮文庫)」に収録 amazon
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