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考えがまとまらない。いま自分がなにをしているのか、どうしてこうなったのか、ウイスキーとおにぎりはどこにいったのか、筋道を立てる前に言葉がばらばらになってしまう。
重松 清「流星ワゴン (講談社文庫)」に収録 ページ位置:4% 作品を確認(amazon)
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混乱・訳が分からない・理解できない
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前後の文章を含んだ引用
......家へ向かうのとは逆の道だったが、ハンドルを握る橋本さんはごくあたりまえのようにウインカーを左に出した。僕もなにも言わない。頭がぼうっとしているわけではないのに、考えがまとまらない。いま自分がなにをしているのか、どうしてこうなったのか、ウイスキーとおにぎりはどこにいったのか、筋道を立てる前に言葉がばらばらになってしまう。 橋本さんは僕より少し若い、三十代前半の年格好のひとだった。瘦せていて、髪が薄い。頭のてっぺんの後ろ側の地肌は、透けるというより、髪で覆われている部分のほうが少......
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忠臣蔵のドラマを観た後で、「ゾンビって怖いよねえ」と感想を述べるかのような謎めいた反応に思えた。
伊坂 幸太郎 / アイネクライネナハトムジーク amazon
考えが混沌として雲のごとくに動く
夏目 漱石 / 門 amazon
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川奈天吾がアパートの入り口に姿を見せるのと同時に、どこかで扉が大きく開かれ、現実感が牛河の意識に戻った。大気が真空を満たすように、一瞬のうちに神経は研ぎ澄まされ、新鮮な活力が身体に行き渡った。彼はそこにある具象的な世界に、ひとつの有能な部品として組み込まれた。かちんという心地よいセッティングの音が耳に届いた。血行の速度が上がり、適量のアドレナリンが全身に配られた。
村上 春樹 / 1Q84 BOOK 3 amazon
光線の焦点をくっきりとひとつに結ぶように(集中する)
村上 春樹 / 1Q84 BOOK 2 amazon
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