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青白く光る銀河 の岸 に、銀 いろの空のすすきが、もうまるでいちめん、風にさらさらさらさら、ゆられてうごいて、波 を立てている
宮沢賢治 / 銀河鉄道の夜 ページ位置:23% 作品を確認(青空文庫)
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薄(すすき)・萱(かや)
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前後の文章を含んだ引用
......たちのいるとこ、ここだろう」 ジョバンニは、白鳥と書いてある停車場 のしるしの、すぐ北を指 しました。「そうだ。おや、あの河原 は月夜だろうか」そっちを見ますと、青白く光る銀河 の岸 に、銀 いろの空のすすきが、もうまるでいちめん、風にさらさらさらさら、ゆられてうごいて、波 を立てているのでした。「月夜でないよ。銀河 だから光るんだよ」ジョバンニは言 いながら、まるではね上がりたいくらい愉快 になって、足をこつこつ鳴らし、窓 から顔を出して、高く高く......
単語の意味
銀河(ぎんが)
銀河・・・天の川・銀河系と同様の形態を持つ天体。無数の恒星とガス状物質から成る、銀色に輝く巨大な天体。
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すすきが白い火のように揺れて光る
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