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佃はひどく散文的に云った。 「何でもないでしょう、そんなことは」  伸子は、彼の情味の欠けた調子で、微かに傷けられた感じがした。
宮本百合子 / 伸子 ページ位置:22% 作品を確認(青空文庫)
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冷たい言い方・無愛想な口調
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前後の文章を含んだ引用
......母親になれないものがあって――」  伸子は、低い声で云った。 「男のひとに、このこわさ解るかしら……こわくて堪らなくなるようなものがあるの、本能的に――」  すると、佃はひどく散文的に云った。 「何でもないでしょう、そんなことは」  伸子は、彼の情味の欠けた調子で、微かに傷けられた感じがした。 「何でもないこととは思わなくてよ。私は、そんな心持がしながら、こちらの女の人達のように、そういうことを平気で、純科学的に取扱えない心持が強くあるんですもの――自......
単語の意味
情味(じょうみ)
情味・・・1.人が他人に示す、心の温かみ。人情味。
2.いい意味での特徴や雰囲気。おもむき。
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冷たい言い方・無愛想な口調の表現・描写・類語(声・口調のカテゴリ)の一覧 ランダム5
相手を押しのけるような冷たい口調
尾崎一雄 / まぼろしの記
「本当に弟かなー、それ。」  無邪気で、冷たい言い方だった。
吉本 ばなな「アムリタ(上) (新潮文庫)」に収録 amazon
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