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夜どおし泣く
森鴎外 / 高瀬舟 ページ位置:27% 作品を確認(青空文庫)
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泣く・涙を流す
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前後の文章を含んだ引用
......この舟でおおぜいの人を島へ送った。それはずいぶんいろいろな身の上の人だったが、どれもどれも島へゆくのを悲しがって、見送りに来て、いっしょに舟に乗る親類のものと、夜どおし泣くにきまっていた。それにお前の様子を見れば、どうも島へゆくのを苦にしてはいないようだ。いったいお前はどう思っているのだい。」 喜助はにっこり笑った。「御親切におっ......
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家を燕のように軽々と飛び出す
川端 康成 / 掌の小説 amazon
ゆっくりなめらかに掃除機の柄をスライドさせて、隅を掃除するときは壁にぶつけたりしないで、ぴったり角に掃除機の頭の角をはめて、掃除機が細かい音をたてながらごみを吸い込んでいくのを楽しむみたいにゆっくり動かして、一回で吸い込みつくす。あれって素敵。掃除機ってうるさいし、うまくついてこないし、椅子に引っかかったりすると、ホースを引っ張って力技で近くに寄せちゃったりするものなのに、あなたはよく訓練した犬みたいに掃除機をついてこさせて、とても静かに掃除するから、官能的な趣きさえあるよ
綿矢 りさ「しょうがの味は熱い (文春文庫)」に収録 amazon
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胸のなかで何かが崩壊するような動きがおきて、それがそのまま目から涙になって溢れ出る。
沼田 まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
人の涙は本当に、後から後からあふれて、ほほをつたって地面に落ちるんだ……と思った。
吉本 ばなな「アムリタ〈上〉 (新潮文庫)」に収録 amazon
瞳の上を覆う角膜はいつも涙をためたように光っている。
岡本かの子 / 巴里の唄うたい
涙の中にはもう偽りのしずくすらまじっていた。
有島武郎 / 或る女
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