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夕立ちが過ぎ去ると、あとには水浸しになった道路が残った。太陽が戻ってきて、その水を全力で蒸発させ、都市はかげろうのような蒸気に覆われた。
村上 春樹 / 1Q84 BOOK 2 作品を確認(amazon)
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夕立・にわか雨・通り雨
陽炎(かげろう)
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単語の意味
陽炎(かげろう・ようえん)
陽炎・・・春や夏の穏やかな日に、透明の炎のような揺らめきが地面からユラユラと立ちのぼる現象。局所的に密度の違う空気が混じることで、光が異常屈折して起こる。
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夕立・にわか雨・通り雨の表現・描写・類語(雨・霧のカテゴリ)の一覧 ランダム5
滝にでも打っつかったか、氷嚢でも打ち破ったかと思われるような狂的な夕立に遭った。
葉山 嘉樹 / 海に生くる人々 amazon
雨は、空の底が抜けたように突然降りはじめて
沼田 まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
商店街の店は将棋倒しのように次々と店先にビニールシートをかけはじめた。少し迷ったが、走れば五分だ。私は意を決して雨の中に飛び出した。
吉本ばなな / うたかた「うたかた/サンクチュアリ」に収録 amazon
木々の間に隠れていたらしい小鳥たちは飛び去り、絡み合った枝はうな垂れ、やがて目に映るすべてのものが雨に覆われていった。土の溶けてゆく匂いがした。
小川洋子「博士の愛した数式 (新潮文庫)」に収録 amazon
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陽炎(かげろう)の表現・描写・類語(動き・反応・変化・現象のカテゴリ)の一覧 ランダム5
河原一面の緑の草から陽炎がのぼって、何だか眼がくるめくよう
太宰 治 / 津軽 amazon
大地から立ちのぼる炎に似たかげろう
北 杜夫 / 谿間にて「新潮日本文学 61 北杜夫集―楡家の人びと・他」に収録 amazon
湿気が温められて陽炎が立つ中
中島 京子「小さいおうち (文春文庫)」に収録 amazon
コンクリートは熱を吸収してまたそれをぐらぐらに放出して、逃げ水というのか陽炎というのか、よくわからぬぶよんとした動きが前方に見える。
川上 未映子「乳と卵(らん) (文春文庫)」に収録 amazon
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「動き・反応・変化・現象」カテゴリからランダム5
その生活ぶりは、判で押したように規則的で、定時出勤、定時帰宅の繰り返しと判明している。
翔田 寛「真犯人 (小学館文庫)」に収録 amazon
「晴れ・曇り」カテゴリからランダム5
「雨・霧」カテゴリからランダム5
気を呑まれたように、前の道に叩きつける大粒の雨を見ている
半村 良 / 雨やどり amazon
雨のしぶきが地面から浮き上がったように低い成層を作る
新田 次郎 / 縦走路 amazon
罪人を打ちすえるごとく体の芯まで冷やす雨
大原 まり子 / イル&クラムジー物語 amazon
大粒の雨が激しい音を立てて地面を叩き、霧のように飛沫(しぶき)をあげる
山本 周五郎 / やぶからし amazon
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