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兄弟のなかでは比較的引っ込み思案で、小さな頃から目立つ行動をとらぬ子だった、とみな口を揃える。いつも兄や姉たちの後ろにつき、自らの分をわきまえて決して調子に乗らない、そういうタイプだった。
滝口 悠生 / 死んでいない者 ページ位置:10% 作品を確認(amazon)
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照れ屋・引っ込み思案・内気な性格
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......いて。 みあ。海の朝と書いて。 一日の日の出と書いて、かずひで。 一日出本人は、元日の朝に生まれたからとつけられたその名前を、別に恨んでも嫌がってもいなかった。兄弟のなかでは比較的引っ込み思案で、小さな頃から目立つ行動をとらぬ子だった、とみな口を揃える。いつも兄や姉たちの後ろにつき、自らの分をわきまえて決して調子に乗らない、そういうタイプだった。妙な名前であれ、幼少期から末っ子として兄や姉にいいように使われがちだった境遇であれ、昔からどこか諦念を湛えたような変化の乏しい顔つきでそれを受け入れてきた。 難......
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棒切れに突かれた蝸牛(かたつむり)みたいに恐ろしく引込み思案を初めた
相馬 泰三 / 六月 amazon
ひどく内気で、何を聞いても満足な答えが返ってこない
横山 秀夫「クライマーズ・ハイ (文春文庫)」に収録 amazon
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全身が弾機(ばね)でできているような不可思議なほどの働き者
司馬 遼太郎 / 国盗り物語〈1〉斎藤道三〈前編〉 amazon
彼は何となく、何かに押されてねじくれてしまった運命の中で必死にプライドを保ち続けてきた人特有の、 不明瞭 な閉じ方をしていた。
吉本 ばなな「N・P (角川文庫)」に収録 amazon
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