TOP > 人物表現 > 思考・頭の中の状態 > 心変わり・熱が冷める
TOP > 感覚表現 > ものの性質・特徴 > 興味がない・無関心
彼の熱情に輝いたその眼は、急に光りを失って細まり
横光利一 / 日輪 ページ位置:84% 作品を確認(青空文庫)
この表現が分類されたカテゴリ
興ざめ・白ける
心変わり・熱が冷める
興味がない・無関心
しおりに登録する
前後の文章を含んだ引用
......。 「王子よ、王子よ。」 すると、突然長羅の半身は起き上った。彼は爛々 と眼を輝かせて、暫く部屋の隅々を眺めていた。そうして、漸 く跪拝いている香取の上に眼を注ぐと、彼の熱情に輝いたその眼は、急に光りを失って細まり、彼の身体は再び力なく毛皮の上に横たわって眼を閉じた。香取の顔色は蒼然 として変って来た。彼女は身を床の上に俯伏 せた。が、再び弾 かれたように頭を上げると、その蒼 ざ......
単語の意味
熱情(ねつじょう)
熱情・・・感情が熱を持っている心理状態。ある目標や物事に向かって一生懸命真剣に向き合うさま。また、そういう気持ち。激しく高まった気持ち。情熱(じょうねつ)。
ここに意味を表示
興ざめ・白けるの表現・描写・類語(嫌いのカテゴリ)の一覧 ランダム5
西嶋の発言は、女性陣の士気を、ずいぶんと下げた。合コンの雰囲気を海だとするならば、鳥井や長谷川さんが苦労して、波を起こし、砂浜近くにまで海面を引き寄せていたのに、西嶋の、「歴史を変えようがとにかく抗生物質をばんばん使えばいいじゃんか」論が、一息に台無しにした。水の枯れた地面を指し、「ここは昔、海だったのです」と懐古するように、僕たちの座卓に対して、「こう見えても、この合コンも昔は盛り上がっていたのです」と懐かしむこともできるくらいだ。
伊坂 幸太郎 / 砂漠 amazon
恋愛の雰囲気のなかに、なにが不調和だといって、およそ金銭の話に超すものはあるまい。それは朝の礼拝堂に糞尿の気が流れて来たよりも、もっと興ざめなことに違いない。
岩田 豊雄 / 沙羅乙女「獅子文六作品集〈第4巻〉沙羅乙女・信子 (1958年)」に収録 amazon
幻滅をたっぷり含んだ息を吐き出す。
伊坂 幸太郎 / マリアビートル amazon
このカテゴリを全部見る
心変わり・熱が冷めるの表現・描写・類語(思考・頭の中の状態のカテゴリ)の一覧 ランダム5
その時翔の胸に込み上げてきたのは紛れもない喜びだったが、いまそれは最終面接というプレッシャーの中で、緊張へと化学変化を遂げていた。
池井戸 潤「民王 (文春文庫)」に収録 amazon
このカテゴリを全部見る
興味がない・無関心の表現・描写・類語(ものの性質・特徴のカテゴリ)の一覧 ランダム5
私のこころからは千万里も遠い
林芙美子 / 新版 放浪記
彼の顔には別にこの事について関心も好奇心もないようだった。
遠藤 周作「海と毒薬 (角川文庫)」に収録 amazon
まるでビフテキかオムレツでも取扱うような無関心さで、皿の中の脳髄をクルリと宙返りさせます
夢野久作 / ドグラ・マグラ
このカテゴリを全部見る
「嫌い」カテゴリからランダム5
「退屈」カテゴリからランダム5
「思考・頭の中の状態」カテゴリからランダム5
それは永遠の昔に夢の中で聞いたような覚えもする。
岡本かの子 / 母子叙情
祈りを次から次へと唱え、気をまぎらわそうとしたが、しかし祈りは心を 鎮めはしない。
遠藤周作「沈黙(新潮文庫)」に収録 amazon
あがけばあがくほど底のない深さに身を没してしまう
円地 文子 / 朱を奪うもの amazon
わたしにもようやくそのことが理解できたの。太陽が高くのぼって、地上の霧が晴れていくみたいにとてもクリアに
村上春樹「スプートニクの恋人 (講談社文庫)」に収録 amazon
「我慢・諦め」カテゴリからランダム5
水を運搬するロバのごとく忍耐強く
村上 春樹 / 1Q84 BOOK 1 amazon
鼠(人物)が大学を去ったのにはもちろん幾つかの理由があった。その幾つかの理由が複雑に絡み合ったままある温度に達した時、音をたててヒューズが飛んだ。
村上 春樹「1973年のピンボール (講談社文庫)」に収録 amazon
「ものの性質・特徴」カテゴリからランダム5
どんな残酷な事件を読んでも、わたしにはさらりとしたお伽話のようにしか思えなかった。
小川 洋子 / ドミトリイ「妊娠カレンダー (文春文庫)」に収録 amazon
同じカテゴリの表現一覧
嫌い の表現の一覧
退屈 の表現の一覧
退屈の感覚、精神的な反応
退屈の表情、リアクション
その他の退屈の表現
思考・頭の中の状態 の表現の一覧
我慢・諦め の表現の一覧
我慢・諦めの感覚、精神的な反応
我慢・諦めの表情、リアクション
その他の我慢・諦めの表現
ものの性質・特徴 の表現の一覧
感情表現 大カテゴリ