薄雲が好きだ。キャミの裾についた上等のレースに似ていると思う。
あさの あつこ「ガールズ・ブルー〈2〉 (文春文庫)」に収録 ページ位置:80% 作品を確認(amazon)
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薄く広がった雲
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前後の文章を含んだ引用
......ビューできるじゃないか。チャンピオンベルトを手に入れるのもおやすいごようってもんだ。あたし的には、どんな格闘技にもまるで興味ないけれど。 熊はさておき、あたしは薄雲が好きだ。キャミの裾についた上等のレースに似ていると思う。レースってボタンやファスナーみたいにちゃんとした役目があるわけじゃないけれど美しくて洒落ていて、お腹のあたりにふわっとかかっていると、なぜか嬉しくなる。 お気に......
単語の意味
レース
レース・・・1.透かし模様のある薄い布。薄かったり小さな隙間が多かったりして向こう側が見えるつくりの布。「レースのカーテン」
2.競い合うスポーツ競技。ゴールを目指して争うこと。
2.競い合うスポーツ競技。ゴールを目指して争うこと。
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薄く広がった雲の表現・描写・類語(空・中空のカテゴリ)の一覧 ランダム5
幾重にも横に刷毛で掃いたような薄雲の襞(ひだ)を夕陽が赤く爛(ただ)れさせる
福永 武彦 / 草の花 amazon
空も、はかないようなうっすら白い雲がはるかにベールのようにかかった静かな青色をたたえていた。透明な液体がそっとこぼれてしまいそうな不思議な青だった。
吉本ばなな / うたかた「うたかた/サンクチュアリ」に収録 amazon
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「空・中空」カテゴリからランダム5
空は玻璃 のように澄み切って陽は照っている。
岡本かの子 / 東海道五十三次
空は冴え、わずかにいびつな月が白々と川原を照らしている
阿刀田 高 / 恋は思案の外「ナポレオン狂 (講談社文庫)」に収録 amazon
灼けた円盤のような太陽がかかっており、クルクル廻転しながら、火を噴きそうな熱した光線を、太く烈しく地上に注ぎこんでいた。
石坂 洋次郎 / 山のかなたに amazon
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