静寂と寒気が身をつつみ、時間も空気も凝結したよう
加賀 乙彦 / フランドルの冬 作品を確認(amazon)
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静けさ・静寂
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単語の意味
凝結(ぎょうけつ)
静寂(せいじゃく)
凝結・・・気体が、液体や固体に変化する現象。気持ちや考えがこり固まること。
静寂・・・物音一つなく静まり返っていること。ひっそりとして寂しさのあること。また。そのさま。「寂」は訓読みで「しず(か)」とも読める。
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静けさ・静寂の表現・描写・類語(音の響きのカテゴリ)の一覧 ランダム5
あたりはめりこむように静かである。
石坂 洋次郎 / 山のかなたに amazon
(静けさとは)あるべきものがあるべき場所に納まり、一切手を加えたり、削ったりする余地などなく、昔からずっと変わらずそうであったかのような、そしてこれからも永遠にそうであり続ける確信に満ちた状態。
小川洋子「博士の愛した数式 (新潮文庫)」に収録 amazon
ロビーが一瞬、冷蔵庫と化して、そこにいる人たちを沈黙させる
島田 雅彦 / 未確認尾行物体 amazon
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「音の響き」カテゴリからランダム5
平手打ちの音が、ロビーのドーム全体がシンバルになったかのように響き渡る
島田 雅彦 / 未確認尾行物体 amazon
陽照りで乾いた大地が雨に吸いこむように、声が胸にヒタヒタとしみこむ
石坂 洋次郎 / 丘は花ざかり amazon
音はなく、水底のように静かである。
大岡 昇平「野火(新潮文庫)」に収録 amazon
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