絃に背を向けられると月の裏側にいるみたいに冷える。
綿矢 りさ「しょうがの味は熱い (文春文庫)」に収録 ページ位置:74% 作品を確認(amazon)
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孤独・一人ぼっち
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前後の文章を含んだ引用
......に当たる事に敏感で、目をつむっていても私が見ていると勘付き、目をつむったままちょっと顔を歪めてから視線を避けるように反対側を向き身体を丸く縮こまらせてしまう。 絃に背を向けられると月の裏側にいるみたいに冷える。いっしょに住み始めてまだ一か月も経たないころ、休みが取れたし冬で航空券が安い時期だから海外に出かけてくると突然宣言した絃は、本当に一人で行ってしまった。誘われな......
単語の意味
背(せ)
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汐(しお)のようにひたひたと寄せてくる。
林 芙美子 / 茶色の目「林芙美子全集〈第15巻〉茶色の目 (1952年)」に収録 amazon
いつも寂しい砂地のような心の人
石坂 洋次郎 / 若い人 amazon
胸の中をすうと寂しいものが、一条の飛行雲のように通り過ぎた。
木山 捷平 / 大陸の細道 amazon
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