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(喉のえぐられた傷)息をいたすたびに、傷口でひゅうひゅうという音がいたすだけ
森鴎外 / 高瀬舟 ページ位置:72% 作品を確認(青空文庫)
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肌の傷・怪我
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前後の文章を含んだ引用
......行って『どうしたどうした』と申しました。すると弟はまっ青 な顔の、両方の頬 からあごへかけて血に染まったのをあげて、わたくしを見ましたが、物を言うことができませぬ。息をいたすたびに、傷口でひゅうひゅうという音がいたすだけでございます。わたくしにはどうも様子がわかりませんので、『どうしたのだい、血を吐いたのかい』と言って、そばへ寄ろうといたすと、弟は右の手を床 に突いて、少しからだ......
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肌の傷・怪我の表現・描写・類語(健康・体調・病気のカテゴリ)の一覧 ランダム5
(手榴弾による負傷)彼の身体の上にあの手榴弾の爆裂した瞬間の、ぐにゃりとした感覚、意識と体液とが混合したようなねばねばした瞬間がおそいかかってきた。
野間宏 / 崩解感覚「暗い絵・顔の中の赤い月 (講談社文芸文庫)」に収録 amazon
冷えれば、しもやけはじりじりと凍ってきて、重く刺すように痛む
幸田 文 / おとうと amazon
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ずっと自転車を押しつづけて、横腹のあたりがだるかった。
宮本 輝 / 螢川「螢川・泥の河(新潮文庫)」に収録 amazon
私は遁(のが)れた獣のようにその傷口を舐めた。
三島 由紀夫 / 金閣寺 amazon
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