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寒くないときでも、始終身体をふるわしていた。
小林多喜二 / 蟹工船 ページ位置:25% 作品を確認(青空文庫)
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悪寒(恐怖、発熱によるさむ気)
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前後の文章を含んだ引用
......をワクワクふるわせている雑夫を後からグイ、グイ突きながら、押して来た。寒い雨に濡 れながら仕事をさせられたために、その雑夫は風邪をひき、それから肋膜 を悪くしていた。寒くないときでも、始終身体をふるわしていた。子供らしくない皺 を眉 の間に刻んで、血の気のない薄い唇を妙にゆがめて、疳 のピリピリしているような眼差 しをしていた。彼が寒さに堪えられなくなって、ボイラーの室にウロ......
単語の意味
身体(しんたい)
身体・・・人のからだ。肉体。
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背筋を蛇の肌で撫でられたような悪寒を覚える
阿刀田 高 / ナポレオン狂 amazon
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胸の折れてゆくような不安
佐多 稲子 / くれない amazon
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(手榴弾による負傷)彼の身体の上にあの手榴弾の爆裂した瞬間の、ぐにゃりとした感覚、意識と体液とが混合したようなねばねばした瞬間がおそいかかってきた。
野間宏 / 崩解感覚「暗い絵・顔の中の赤い月 (講談社文芸文庫)」に収録 amazon
お祖母さんは勝子の名前を、その当時もう女学校へ上っていたはずの信子の名と、よく呼び違えた。《…略…》まだ信子を知らなかった峻には、お祖母さんが呼び違えるたびごとに、信子という名を持った十四五の娘が頭に親しく想像された。
梶井基次郎 / 城のある町にて
肩は石のように凝っていた。
有島武郎 / 或る女
聴力検査で耳にする高い信号音に似た音が、微かに鋭く鳴り続けている。そのために、周囲の物音だけでなく、見るもの、触れるもののすべてが、彼女からすんでのところで妨げられていた。
平野 啓一郎「マチネの終わりに (文春文庫)」に収録 amazon
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