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(強制労働を強いられたぼろぼろの体)彼等は寝れずにいるとき、フト、「よく、まだ生きているな……」と自分で自分の生身の身体にささやきかえすことがある。
小林多喜二 / 蟹工船 ページ位置:42% 作品を確認(青空文庫)
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疲れる・疲労感
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前後の文章を含んだ引用
......い。夜中過ぎて、突然、硝子 の表に思いッ切り疵 を付けるような無気味な歯ぎしりが起ったり、寝言や、うなされているらしい突調子 な叫声が、薄暗い「糞壺」の所々から起った。 彼等は寝れずにいるとき、フト、「よく、まだ生きているな……」と自分で自分の生身の身体にささやきかえすことがある。よく、まだ生きている。――そう自分の身体に! 学生上りは一番「こたえて」いた。 「ドストイェフスキーの死人の家な、ここから見れば、あれだって大したことでないっ......
単語の意味
生身(なまみ)
身体(しんたい)
生身・・・生きている体。また、生のままの魚肉。また、すりつぶした魚肉。
身体・・・人のからだ。肉体。
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疲れる・疲労感の表現・描写・類語(嫌いのカテゴリ)の一覧 ランダム5
洪水のように疲れが躰(からだ)の中へ流れこむ
大江 健三郎 / 芽むしり仔撃ち amazon
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(雨に濡れていたし、)ひどく疲れた顔をしていた。息が乱れ、肩が不規則に上下していた。まるで溺れかけたところを助けあげられたばかりの人のように見えた。
村上 春樹 / ダンス・ダンス・ダンス(下) amazon
さげすんだらしい笑いをもらして
有島武郎 / 或る女
太宰治 / 走れメロス
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非常にくたびれているような気がする。体の 芯 まで重いのである。
遠藤 周作「海と毒薬 (角川文庫)」に収録 amazon
手が紫色にはれあがって来る。
林芙美子 / 新版 放浪記
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