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朝から運動もせず枯坐 したぎりであるから、不充分な血液はことごとく胃のために働いて手足の方へは少しも巡回して来ない。
夏目漱石 / 吾輩は猫である ページ位置:38% 作品を確認(青空文庫)
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寒い・冷気・凍える
血行が悪い
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前後の文章を含んだ引用
......猫はどうでも好いが、着物をとられたので寒くていかん」と大 に銷沈 の体 である。なるほど寒いはずである。昨日 までは綿入を二枚重ねていたのに今日は袷 に半袖 のシャツだけで、朝から運動もせず枯坐 したぎりであるから、不充分な血液はことごとく胃のために働いて手足の方へは少しも巡回して来ない。 「先生教師などをしておったちゃとうていあかんですばい。ちょっと泥棒に逢っても、すぐ困る――一丁 今から考を換 えて実業家にでもなんなさらんか」 「先生は実業家は嫌 ......
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寒気が目に見えぬ無数の針を、体じゅうところかわまず、一時に突き立てる
飯田 栄彦 / 昔、そこに森があった amazon
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寒くないときでも、始終身体をふるわしていた。
小林多喜二 / 蟹工船
帰りの電車の汗ばんだ疲労
阿刀田 高 / 蒼空「ナポレオン狂 (講談社文庫)」に収録 amazon
(ベッドの上の患者)彼の寝ている姿は深手を負った小動物を思わせた。横向きにぐったりと寝そべり、点滴の針のささった左腕をだらんとのばしたまま身動きひとつしなかった。やせた小柄な男だったが、これからもっとやせてもっと小さくなりそうだという印象を見るものに与えていた。
村上 春樹 / ノルウェイの森 下 amazon
道端でもかまわないすぐ横になりたいような疲労が来る。
梶井基次郎 / 城のある町にて
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