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復一は身体中に熱くこもっている少年期の性の不如意ふにょいが一度に吸い散らされた感じがした。代って舌鼓したつづみうちたいほどのあま哀愁あいしゅうが復一の胸をみたした。
岡本かの子 / 金魚撩乱 ページ位置:7% 作品を確認(青空文庫)
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性的快感・絶頂・オーガズム
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前後の文章を含んだ引用
......て真佐子の顔の痙攣けいれんはげしくなって月の出のように真珠色しんじゅいろの涙が下瞼したまぶたから湧いた。真佐子はたもとを顔へ当てて、くるりとうしろを向く。としにしては大柄おおがらな背中が声もなく波打った。復一は身体中に熱くこもっている少年期の性の不如意ふにょいが一度に吸い散らされた感じがした。代って舌鼓したつづみうちたいほどのあま哀愁あいしゅうが復一の胸をみたした。復一はそれ以上の意志もないのに大人おとな真似まねをして、 「ちっと女らしくなれ。お転婆てんば!」  と怒鳴どなった。  それでも、真佐子はよほど金魚が好きと見えて、復一にいじめられるこ......
単語の意味
舌鼓(したつづみ・したづつみ )
哀愁(あいしゅう)
籠もる・隠る・篭る・籠る(こもる)
身体(しんたい)
胸(むね)
舌鼓・・・食べ物がおいしいと感じたときに鳴らす舌の音。また、不満なときに鳴らす舌打ち。
哀愁・・・なんとなく悲しい思い。寂しそうで悲しそうな感じ。ペーソス。
籠もる・隠る・篭る・籠る・・・1.中に入ったきりで、外に出ないでいる。
2.外に向かって発散せず、内側にたまったきりである。
3.力や感情が、そのものの内に含まれている。「力のこもった投球」
身体・・・人のからだ。肉体。
・・・1.体の前面で、首と腹との間の部分。また、その内側にある心臓や肺臓、胃などの内臓。
2.(胸に宿るとされている、)心。想い。心中。
3.乳房(ちぶさ)。おっぱい。
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苦しいようなうれしさにを詰まらせながら
沼田 まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
うずくような 悦びで司祭のをしめつける。
遠藤周作「沈黙(新潮文庫)」に収録 amazon
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こうして離れていてふと、私の知っている彼のいいところを思うと、あまりのすばらしさに胸が苦しくなる。その文章の才、礼儀正しさ、行動の大胆さ、おおらかさ、手の形、声の響き……等。  そして悪いところやずるいところを考えると、あまりの憎しみに息が苦しくなる。私を旅に誘ったりする弱さ、妹の死に対するある種の冷酷さ、ろくに日本に帰らないくせに、来るとなると会いたがるずるさ……等。  ほかの人にはこんなに感じないひとつひとつの感覚が活性化される。その振幅がそのままその人を思う心のベクトルの大きさだ。人間は苦しい。不完全なひとりが、不完全なひとりを思い丸ごとを受け入れようと苦しむ様は、なぜかそれぞれ胸のうちの 嵐 とは別のところで、ときどき妙に生き生きとしたあるひとつの像を結ぶ。  人間がかろうじて日々を生きているわけみたいなもの。  いちめんに咲いた桜並木みたいに大盤振る舞いの美しくやさしいエネルギー。  たださらさらと花びらが散り、陽がさして風が吹き、はるか続く木々がいっせいに揺れて舞い狂うピンクとすきまの青空の甘い色に圧倒されて立ちつくす。知っている。一度しかなく、一瞬で終わる。でも自分がその一部に永遠に溶け込んでいる。ワンダフル、ブラボー! そういう瞬間を、人は苦しんでも求める。
吉本 ばなな「アムリタ〈上〉 (新潮文庫)」に収録 amazon関連カテ恋愛・恋する・恋心愛憎
折り重なり、果て、そしてたちまち黒い眠りが彼を捕らえた。
阿刀田 高 / 捩れた夜「ナポレオン狂 (講談社文庫)」に収録 amazon
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