青大将の顔に似た顔つきの、丸坊主のおやじ
太宰治 / 人間失格 ページ位置:41% 作品を確認(青空文庫)
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坊主頭・頭を剃る
動物に似た人の印象
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前後の文章を含んだ引用
......、或る屋台のお鮨 やで、少しもおいしくない鮨を食べながら、(そのひとの名前は忘れても、その時の鮨のまずさだけは、どうした事か、はっきり記憶に残っています。そうして、青大将の顔に似た顔つきの、丸坊主のおやじが、首を振り振り、いかにも上手みたいにごまかしながら鮨を握っている様も、眼前に見るように鮮明に思い出され、後年、電車などで、はて見た顔だ、といろいろ考え、なんだ......
単語の意味
丸坊主(まるぼうず)
顔付き(かおつき)
丸坊主・・・1.坊主のように髪を剃ったり、短く刈った頭。禿げ頭(はげあたま)。坊主刈り(ぼうずがり)。丸刈り(まるがり)。
2.山などで、木が一本も生えていない状態。
2.山などで、木が一本も生えていない状態。
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髪の毛がなくなったそのアイドルは、大きな目とまだ若い肌がよりむきだしになり、十代の少女というよりはまるで生まれたての赤ん坊のように見えた。
朝井 リョウ「武道館 (文春文庫)」に収録 amazon
おやじも、今はジッと立って、鏡にうつる私の青々とした頭に、水族館の水槽の片隅に忘れられ、死にかけた夕コを眺めるような視線を投げかけている。
武田 泰淳 / 異形の者「異形の者 (1951年) (市民文庫〈第101〉)」に収録 amazon
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友達と喧嘩 するときよく引掻 くので「猿」というあだ名をつけられている
岡本かの子 / 母子叙情
やけに四角い面長で、《…略…》じっと見ていると、銀縁メガネのでかいトノサマバッタと話をしているみたいだ。
池井戸潤「下町ロケット (小学館文庫)」に収録 amazon
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(頭が上下に動く)電車の振動にあわせてゆっくりと上下に揺れ始めた。見せ物で、口から不吉なおみくじを吐き出す等身大の人形のように。
村上 春樹 / 1Q84 BOOK 3 amazon
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黒山のような人だかり。
林芙美子 / 新版 放浪記
フライパンの上でハネるゴマ粒のように元気な子
干刈 あがた / ゆっくり東京女子マラソン amazon
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