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大声がこだまする。体から切り離された三葉の声が、山と湖に反射してひととき大気に満ちる。
新海 誠「小説 君の名は。 (角川文庫)」に収録 ページ位置:68% 作品を確認(amazon)
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大声
こだま・やまびこ・反響する
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前後の文章を含んだ引用
......、坂道を登り出す。「三葉、作戦はあ!?」 遠ざかる俺に、なんだか泣きそうな声でテシガワラが叫ぶ。「計画通り、準備しておいてくれ! 頼む!」 しんとした町に、俺の大声がこだまする。体から切り離された三葉の声が、山と湖に反射してひととき大気に満ちる。俺はその声を追いかけるようにして、全力でペダルを漕ぐ。 * * * 頰を、誰かが叩いている。 とても微妙な力で、たぶん中指の先だけで、私が痛がらな......
単語の意味
体(からだ)
大声(おおごえ・たいせい)
木霊・谺(こだま)
体・・・頭・胴・手足など、肉体全体をまとめていう言葉。頭からつま先までの肉体の全部。身体。体躯。五体。健康。体力。
木霊・谺・・・1.木に宿る霊。木の精霊。
2.(1が応えるものと考えられて)音や声が山や谷などの側面ぶつかって跳ね返ってきて聞こえる現象。山彦(やまびこ)。
2.(1が応えるものと考えられて)音や声が山や谷などの側面ぶつかって跳ね返ってきて聞こえる現象。山彦(やまびこ)。
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やっと出した声が、誰もいない灰色の道路に反響して、冷えた空気を揺らした。
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