紅殻格子の、古風な店構え
池波 正太郎「むかしの味 (新潮文庫)」に収録 ページ位置:87% 作品を確認(amazon)
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老舗
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前後の文章を含んだ引用
......はじめて京都へ行ったときも、私たちは初音のうどんを食べている。それをいまもっておぼえているのは、ひとえに 園社石段下という明確な所在地ゆえだ。 当時の〔初音〕は紅殻格子の、古風な店構えだった。いや、京の町そのものがそうだったので、井上は、「ねえ、なんだかチョンマゲをつけて歩いているようだなあ」 しきりに、私へいった。 園の北側、四条通りから......
単語の意味
弁柄・紅殻(べんがら)
弁柄・紅殻・・・1.黄土を焼いて作る赤い顔料。インドのベンガル地方で産出したのが名前の由来。
2.1の色で、弁柄色・紅殻色(べんがらいろ)の略。赤が強めの茶色。
3.ベンガラ縞(じま)の略。縦糸が絹、横糸が木綿の、縞の織物。
2.1の色で、弁柄色・紅殻色(べんがらいろ)の略。赤が強めの茶色。
3.ベンガラ縞(じま)の略。縦糸が絹、横糸が木綿の、縞の織物。
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店の雰囲気と味を、むかしのままに保ちつづけている。 物事の良さを長年にわたって持続して行くことが、まことにむずかしい時代となっただけに、
池波 正太郎「むかしの味 (新潮文庫)」に収録 amazon
むかしと少しも変らぬ商売をしている店
池波 正太郎「むかしの味 (新潮文庫)」に収録 amazon
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