座敷は雨戸がなく直接冷やされていた体(てい)で、室内は冷蔵庫であった。
瀧井孝作 / 積雪
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寒い・冷気・凍える
室内の雰囲気
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単語の意味
体(からだ)
体・・・頭・胴・手足など、肉体全体をまとめていう言葉。頭からつま先までの肉体の全部。身体。体躯。五体。健康。体力。
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寒い・冷気・凍えるの表現・描写・類語(気温のカテゴリ)の一覧 ランダム5
透明な冷気が首筋を伝う。わたしは首をすくめる。
小川洋子 / 揚羽蝶が壊れる時「完璧な病室 (中公文庫)」に収録 amazon
耳と鼻が、ちぎれそうに冷たく痛かった。
宮本 輝「道頓堀川(新潮文庫)」に収録 amazon
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室内の雰囲気の表現・描写・類語(室内のようすのカテゴリ)の一覧 ランダム5
若葉ちゃんの家は、紅茶と玄関のラベンダーの匂いが微かにして、家の匂いしかしない私や信子ちゃんの家とは、少し違うという感じがする。
村田 沙耶香「しろいろの街の、その骨の体温の」に収録 amazon
長く使っていない部屋の空気が、雪の冷たさを閉じ込めておいたように背筋をひんやりさせる
内田 康夫 / 風葬の城 amazon
部屋は実に雑然と古本屋の観があった。
林芙美子 / 新版 放浪記
新築の家の中はまだ建材の匂いがプンプンしていて、揮発性の匂いもある。
雫井 脩介「火の粉 (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
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落書だらけの汽船の待合所
林芙美子 / 新版 放浪記
走らせばひなびた鈴のような音を立てる杼(ひ)
宮尾 登美子 / 楊梅(やまもも)の熟れる頃 amazon
窓の外は落ち着いた深い暗闇で、この部屋だけがけばけばしいほどに明るい。彼がうがいをしたりわたしが冷蔵庫を閉めたりする音が、その明るさにぶつかって部屋中に散らばっていった。
小川洋子 / 完璧な病室「完璧な病室 (中公文庫)」に収録 amazon
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