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ふりかえって見ると、さっきの十字架 はすっかり小さくなってしまい、ほんとうにもうそのまま胸 にもつるされそうになり
宮沢賢治 / 銀河鉄道の夜 ページ位置:85% 作品を確認(青空文庫)
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遠くに見える・遠ざかる
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前後の文章を含んだ引用
......した。そして二人 がそのあかしの前を通って行くときは、その小さな豆いろの火はちょうどあいさつでもするようにぽかっと消 え、二人 が過ぎて行くときまた点 くのでした。 ふりかえって見ると、さっきの十字架 はすっかり小さくなってしまい、ほんとうにもうそのまま胸 にもつるされそうになり、さっきの女の子や青年たちがその前の白い渚 にまだひざまずいているのか、それともどこか方角 もわからないその天上へ行ったのか、ぼんやりして見分けられませんでした。 ......
単語の意味
胸(むね)
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絞って行くように、私の目から遠くに去ってしまう。
林芙美子 / 新版 放浪記
望遠鏡を反対からのぞき込んでいる時のように、いろんなものがずっと遠くに感じられた。
村上 春樹「羊をめぐる冒険」に収録 amazon
降りしきる雪の中を、ただ一人だんだん遠ざかって、とうとうかすんで見えなくなってしまった。
有島武郎 / 生まれいずる悩み
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