紙ッ切れのような、実が浮んでいる塩ッぽい味噌汁
小林多喜二 / 蟹工船 ページ位置:67% 作品を確認(青空文庫)
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みそ汁
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......らタタキ落ちる程酔払うしな!」 「何しに来るんだべ?」 給仕は、分らんさ、という顔をして、急いでコック場に走って行った。 箸 では食いづらいボロボロな南京米に、紙ッ切れのような、実が浮んでいる塩ッぽい味噌汁で、漁夫等が飯を食った。 「食ったことも、見たことも無えん洋食が、サロンさ何んぼも行ったな」 「糞喰え――だ」 テーブルの側の壁には、 一、飯のことで文句......
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みそ汁の味、おいしさを伝える表現・描写(和食・日本料理のカテゴリ)の一覧 ランダム5
味噌汁を飲むと身体が温まって気持ちが落ち着いた。
又吉直樹「劇場(新潮文庫)」に収録 amazon
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味噌のコクも砂糖の甘みも最初は主張しないのだ。自分は脇役と心得て、控えめに素材に寄り添っている。どんな味だい、はっきりおし、と迫れば際限なく逃げる。逃げられれば追うのが人情。追うほどに深みにはまる。気が付けば味噌どぶどろの底なし沼。
萩野アンナ / 食べる女 amazon
神経を配って油の火加減を整え、気をつめて揚げてくれた天ぷら
池波正太郎 / 散歩のとき何か食べたくなって amazon
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