小林多喜二 / 蟹工船 ページ位置:14% 作品を確認(青空文庫)
この表現が分類されたカテゴリ
嵐の中の船
船室・船内
しおりに登録する
前後の文章を含んだ引用
......になって、鉄の支柱につかまった。船は、背に食いついている虻 を追払う馬のように、身体をヤケに振っている。漁夫はあてのない視線を白ペンキが黄色に煤 けた天井にやったり、殆 んど海の中に入りッ切りになっている青黒い円窓にやったり……中には、呆 けたようにキョトンと口を半開きにしているものもいた。誰も、何も考えていなかった。漠然とした不安な自覚が、皆を不機嫌にだまらせていた。 顔......
単語の意味
黝い・青黒い(あおぐろい)
黝い・青黒い・・・青みを帯びた黒い色である。
ここに意味を表示
嵐の中の船の表現・描写・類語(水面・水中・水辺のカテゴリ)の一覧 ランダム5
このカテゴリを全部見る
船室・船内の表現・描写・類語(乗り物のカテゴリ)の一覧 ランダム5
波が出てきた。船が揺れる度 に、ローソクの灯が消えそうに細くなり、又それが明るくなったりした。
小林多喜二 / 蟹工船
円い窓の向うに大きな波のしぶきが飛んでいる。
林芙美子 / 新版 放浪記
一日中船室の丸窓から東支那海の黒い海面が、浮んだり、沈んだり、傾いたりします。
遠藤 周作「海と毒薬 (角川文庫)」に収録 amazon
このカテゴリを全部見る
「乗り物」カテゴリからランダム5
ぼんやり向かい側の車窓から見える動く景色を見ていた。
松本 清張「点と線 (新潮文庫)」に収録 amazon
「水面・水中・水辺」カテゴリからランダム5
あんまり静かなので、波の音が腹にはいって来るようだ。
林 芙美子 / 風琴と魚の町 amazon
「天災・荒れた天気」カテゴリからランダム5
同じカテゴリの表現一覧
乗り物 の表現の一覧
水面・水中・水辺 の表現の一覧
天災・荒れた天気 の表現の一覧
暮らしの表現 大カテゴリ