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虚栄心や病的傾向や名誉心の入り交った、複雑な性格の持ち主
芥川竜之介 / 歯車 ページ位置:23% 作品を確認(青空文庫)
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見栄っ張り・虚栄心が強い
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前後の文章を含んだ引用
......どうしても一行とは楽に動かなかった。僕はとうとう机の前を離れ、ベッドの上に転がったまま、トルストイの Polikouchka を読みはじめた。この小説の主人公は虚栄心や病的傾向や名誉心の入り交った、複雑な性格の持ち主だった。しかも彼の一生の悲喜劇は多少の修正を加えさえすれば、僕の一生のカリカテュアだった。殊に彼の悲喜劇の中に運命の冷笑を感じるのは次第に僕を無気味にし出した。......
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彼は何となく、何かに押されてねじくれてしまった運命の中で必死にプライドを保ち続けてきた人特有の、 不明瞭 な閉じ方をしていた。
吉本 ばなな「N・P (角川文庫)」に収録 amazon
令嬢などは自尊自信の念から骨も肉も皮まで出来ていて、何でも男子に負けないところが敬服の至りだ。
夏目漱石 / 吾輩は猫である
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無類のお人好
梶井基次郎 / 温泉
暑くても寒くても動じぬ人柄
林芙美子 / 新版 放浪記
本当の感情を無理に断ち切った末の強がりであるように思え、雪見は居たたまれない気分になった。
雫井 脩介「火の粉 (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
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