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抑えようと努めた動悸どうきがかえって銚子を持つ指先に出てカチカチと父の杯を鳴らした。
吉川英治 / 銀河まつり ページ位置:21% 作品を確認(青空文庫)
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心が乱れる・動揺する
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前後の文章を含んだ引用
......組んでいた指を解いて、むっそりと娘の酌をうけながら、 「お芳、あとでわしの部屋までちょっと来てくれい」 「はい」  彼女は、父の眼が自分の上に注がれているのを感じた。抑えようと努めた動悸どうきがかえって銚子を持つ指先に出てカチカチと父の杯を鳴らした。 「お、来たようだぜ」 「七か。おう、七之助だ」  その時、末席の方がガヤガヤし出したので、思わず眼を向けると、今やっと顔を出したらしい七之助の姿が、煙草たばこのけむりに......
単語の意味
動悸(どうき)
指先(ゆびさき)
動悸・・・心臓がいつもよりドキドキすること。自分で感じられるほどの、強い胸の鼓動。
指先・・・手や足の、指の先端。指の先っぽ。指頭(しとう)。指端(したん)。
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