降り積んだ雪を摘まんで、手のひらで擦 り合わせて、指に粘りついた飯粒を落とした。
有島武郎 / 生まれいずる悩み ページ位置:63% 作品を確認(青空文庫)
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手を洗う
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前後の文章を含んだ引用
......らを組みながら、君は彼らとは全く異邦の人のようなさびしい心持ちになって、こんなことを思いつづける。 やがて漁夫たちはそこらを片付けてやおら立ち上がると、胴の間に降り積んだ雪を摘まんで、手のひらで擦 り合わせて、指に粘りついた飯粒を落とした。そして配縄 の引き上げにかかった。 西に舂 きだすと日あしはどんどん歩みを早める。おまけに上のほうからたるみなく吹き落として来る風に、海面は妙に弾力を持った凪 ぎ方......
単語の意味
摘まむ・抓む(つまむ)
手の平・掌(てのひら)
摘まむ・抓む・・・1.細いもの(箸や指先など)でモノをはさむ。また、はさんだものを食べる。
2.全体の中から重要な所だけを拾いあげる。
2.全体の中から重要な所だけを拾いあげる。
手の平・掌・・・手首から先の、物を握ったときに内側になる面。掌(たなごころ)。
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降り積んだ雪を摘まんで、手のひらで擦 り合わせて、指に粘りついた飯粒を落とした。
有島武郎 / 生まれいずる悩み
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猿のように格子に手をかけて登りついた。
坪田 譲治 / 風の中の子供 amazon
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