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は、落せば爆発する火薬玉でも乗せたように、百両の封金をふたつの手に持って
吉川英治 / 治郎吉格子 ページ位置:70% 作品を確認(青空文庫)
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前後の文章を含んだ引用
......になった眼をそむけながら、梯子段を下りて行こうとすると、 「やい。お仙、ちょっと待てよ」 「なあに?」 「てめえ、この金を、どこから持って来たんだ」  そういった仁吉のは、落せば爆発する火薬玉でも乗せたように、百両の封金をふたつの手に持ってのみの顔を調べるような眼で、封の目や、紙の手摺てずれなどを、じっと見つめていた。 「どこから持って来たッてんだよ、この金を。――ま、ちょっとそこへ坐れ。訊かねえうちは......
単語の意味
手の平・掌(てのひら)
両(りょう)
手の平・掌・・・手首から先の、物を握ったときに内側になる面。掌(たなごころ)。
・・・1.薬の重さの単位。1両(りょう)は4匁(もんめ)。4匁4分(ぶ)や5匁のものもある。
2.金銀の量目の単位。分(ぶ)の4倍。金で4匁4分、銀で4匁3分。近世、金貨幣の単位にもなり、金貨1両が4分(16朱)で、銀60匁や銭4貫文がこれと同価とされた。明治時代以後は、俗に円と同じ意味に使われた。
3.令制の量目の単位。1銖(しゅ)の24倍、1斤(きん)の16分の1。
4.「輛」の通用字で、車。また、車を数える言葉。「3両編成の列車」
5.二つでひと組みとなるものの両方。「両手両足」
6.中国の単位で、テール(tael)と同じ。
7.布帛(ふはく)2反のこと。
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(ガラス壜を)手を伸ばして赤ん坊のように膝に抱きとる。
沼田 まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
渡したくないように抱えこんで
吉川英治 / 治郎吉格子
てのひらでつつむようにもって
宮沢賢治 / 銀河鉄道の夜
仔犬でも抱えるようにヘルメットを手にして
村上 春樹「1973年のピンボール (講談社文庫)」に収録 amazon
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