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気持ちの悪い幻像を払いのけるように、一つ一つその看板を見迎え見送っていた。所々ところどころに火が燃えるようにその看板は目に映って木部の姿はまたおぼろになって行った。
有島武郎 / 或る女(前編) ページ位置:7% 作品を確認(青空文庫)
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誤った考えを払いのける・頭から振り払う
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前後の文章を含んだ引用
......返った。停車場に近づいた汽車はだんだんと歩度をゆるめていた。田圃たんぼのここかしこに、俗悪な色で塗り立てた大きな広告看板が連ねて建ててあった。葉子はそでを顔から放して、気持ちの悪い幻像を払いのけるように、一つ一つその看板を見迎え見送っていた。所々ところどころに火が燃えるようにその看板は目に映って木部の姿はまたおぼろになって行った。その看板の一つに、長い黒髪を下げた姫が経巻きょうかんを持っているのがあった。その胸に書かれた「中将湯ちゅうじょうとう」という文字を、なにげなしに一字ずつ読み下すと、彼女は突然私生児の定子の......
単語の意味
燃える(もえる)
朧(おぼろ)
姿・形・容・態・躰・體・軆・骵(すがた)
燃える・・・1.物に火がつく。燃焼する。
2.気持ちが高ぶる。熱中する。
・・・ボーっとしてはっきりしない。不確かなさま。
姿・形・容・態・躰・體・軆・骵・・・1.身体の形。からだつき。人のからだの格好。衣服をつけた外見のようす。
2.身なり。容姿。
3.目に見える、人の形。人の存在。
4.物の、それ自体の形。物一つ一つの全体的な印象。
5.物事のありさまや状態。事の内容を示す様相。
以下の文字は訓読みで、「すがた」と読める。
[形・容・態・躰・軆・體・骵]
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混乱しすぎてたりない頭がパンクしそうだ。
綿矢 りさ / 勝手にふるえてろ amazon
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