夏目漱石 / 吾輩は猫である ページ位置:69% 作品を確認(青空文庫)
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口ひげ
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前後の文章を含んだ引用
......。熱心は成効の度に応じて鼓舞 せられるものであるから、吾が髯の前途有望なりと見てとって主人は朝な夕な、手がすいておれば必ず髯 に向って鞭撻 を加える。彼のアムビションは独逸 皇帝陛下のように、向上の念の熾 な髯を蓄 えるにある。それだから毛孔 が横向であろうとも、下向であろうとも聊 か頓着なく十把一 とからげに握 っては、上の方へ引っ張り上げる。髯もさぞかし難儀であろう、所有主たる主人......
単語の意味
燠火・熾火(おきび)
髭・鬚・髯(ひげ)
髭・鬚・髯・・・主に男性の、口・顎(あご)・頬(ほほ)のあたりに生える毛。顎ひげや頬ひげであることを強調する場合は、それぞれ「鬚」「髯」を使う。動物では、口のあたりに生える長い毛をいう。
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機敏も度胸も、一切合財(いっさいがっさい)そのかげに蔵(しま)いこんでるような、艶々しい漆黒の口髭
徳永 直 / 太陽のない街 amazon
生えそろわぬちょび髭に味噌汁のかすをくっつけ
堀田善衛 / 広場の孤独 amazon
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八の字の尾に逆 か立 ちを命じたような髯
夏目漱石 / 吾輩は猫である
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