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車は地震計の針みたいに上下に揺れた。足もとに置いてあるポリタンクのガソリンが不吉な音を立て始めた。まるで頭蓋骨の中で脳味噌が飛び散っているような音だ。
村上 春樹「羊をめぐる冒険」に収録 ページ位置:75% 作品を確認(amazon)
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容器の中の液体が揺れる
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......の舗装が突然消え失せ、道幅も半分になった。両側の暗い原生林が巨大な波のように車に向ってどっと押し寄せてきた。空気の温度が何度か下がった。 道はひどく荒れていて、車は地震計の針みたいに上下に揺れた。足もとに置いてあるポリタンクのガソリンが不吉な音を立て始めた。まるで頭蓋骨の中で脳味噌が飛び散っているような音だ。耳にしているだけで頭が痛んだ。 そんな道が二十分か三十分つづいただろうか。腕時計の針さえ正確に読み取れなかった。そのあいだ誰も一言も口をきかなかった。僕は座席の......
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足・脚・肢(あし)
足・脚・肢・・・1.動物の胴体の下から左右に分かれて伸びている部分で、歩いたり体を支えるのに用いる部位。とくに、足首から下の部分をさすこともある。
2.台を支える棒状の部分。物の本体を支える、突き出た部分。また、地面に接する部分や、物の下や末端部分。「テーブルの足」
3.歩くこと。走ること。また、その能力。「足が速い選手」
4.行くこと。また、来ること。また、そうするための手段や乗り物。「客の足がとだえる」「足の便がいい」
5. 餅(もち)などの粘り。こし。
6.損失。欠損。借金。また、旅費。
7.その他、足の形や動きから連想されできた表現として、
・食べ物の腐りぐあいや、商品の売れ行き。「足がはやい」
・(脚)漢字を構成する部分で、上下の組み合わせからなる漢字の下側の部分。「照」の「灬(れっか)」、「志」の「心(したごころ)」など。
・雨や雲、風などの動くようす。「細い雨の足」
・(足)過去の相場の動きぐあい。
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温かいバタいための鮭が、冷たいサラダとよく合って、不思議なハーモニーをかもし出していた。
石井 好子「東京の空の下オムレツのにおいは流れる (河出文庫)」に収録 amazon
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