どっちを向いても山ばかり
夢野久作 / ドグラ・マグラ ページ位置:51% 作品を確認(青空文庫)
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田舎(いなか)
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前後の文章を含んだ引用
......、まだ馬車に乗っていた事を記憶 えています。そうして夕方、真暗 になってから或町の宿屋へ着きました。それから母は僕を背負って、毎日毎日方々の家 を訪ねていたようですが、どっちを向いても山ばかりだったので、毎日毎日帰ろう帰ろうと言って泣いては叱られていたようです。それから又、馬車と汽車に乗って東京へ帰りましてから、山の中で馬車屋が吹いていたのと、おんな......
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田舎(いなか)の表現・描写・類語(地上・陸地のカテゴリ)の一覧 ランダム5
ああ田舎にも退屈してしまった。
林芙美子 / 新版 放浪記
「ここはまだ東京ですか?」僕はそう訊ねてみた。 「もちろん。そうじゃないように見えますか?」 「世界の果てみたいだ」
村上 春樹「1973年のピンボール (講談社文庫)」に収録 amazon
一里も離れている「隣りの人」
小林多喜二 / 蟹工船
自分の生れた土地の姿を人の筆で読む事は自分のうしろ姿を思いがけなく見せてもらったようになつかしい。
森田 たま / もめん随筆 amazon
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「地上・陸地」カテゴリからランダム5
内側に闇を含んだように緑の濃い山の頂
高井 有一 / 夜の蟻 amazon
灰色に曇った空のなかに象嵌したような雪の浅間山が見えて来た。
堀 辰雄 / 菜穂子 amazon
風が田の面(も)をゆるやかに蠕動して進む
佐藤 春夫 / 田園の憂鬱 amazon
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