TOP > 感覚表現 > 状態・状況 > ぶら下がる・つるし上げる
(猫掴み)襟髪 を攫 んで宙へ釣るす。
夏目漱石 / 吾輩は猫である ページ位置:17% 作品を確認(青空文庫)
この表現が分類されたカテゴリ
猫
ぶら下がる・つるし上げる
しおりに登録する
前後の文章を含んだ引用
......待掛りを命ぜられて無愛想 な顔もしていられないから、ニャーニャーと愛嬌 を振り蒔 いて膝 の上へ這 い上 って見た。すると迷亭は「イヨー大分 肥 ったな、どれ」と無作法 にも吾輩の襟髪 を攫 んで宙へ釣るす。「あと足をこうぶら下げては、鼠 は取れそうもない、……どうです奥さんこの猫は鼠を捕りますかね」と吾輩ばかりでは不足だと見えて、隣りの室 の妻君に話しかける。「鼠どこ......
単語の意味
襟髪・領髪・襟上・領上・衿髪・衿上(えりがみ)
ここに意味を表示
猫の表現・描写・類語(地上の動物のカテゴリ)の一覧 ランダム5
赤ちゃんねこはまるくなって眠っていました。わすれられたひとかたまりの毛糸のように……。
松谷 みよ子 / 黒ねこ四代「黒ねこ四代・火星のりんご ほか (松谷みよ子全集)」に収録 amazon
このカテゴリを全部見る
ぶら下がる・つるし上げるの表現・描写・類語(状態・状況のカテゴリ)の一覧 ランダム5
夏目漱石 / 吾輩は猫である
川崎船が燻製鰊 のように、すっかり斜めにブラ下がってしまう
小林多喜二 / 蟹工船
おしめのようにブラ下り
小林多喜二 / 蟹工船
このカテゴリを全部見る
「地上の動物」カテゴリからランダム5
馬のたてがみのざらざらした手ざわりが、棕梠(しゅろ)の毛のように手にまといつく
野間 宏 / 真空地帯 amazon
有島武郎 / 或る女
白い猫が一匹、よその家の軒下をわたって行った。
梶井基次郎 / 城のある町にて
猫は宇宙を呪うような陰気な唸り声
武田 泰淳 / 風媒花 amazon
絶えず体を震わし、蹄を蹴り立てて、神経のかたまりのようにピリピリしている競走馬
加賀 乙彦 / 海霧 amazon
「状態・状況」カテゴリからランダム5
むかしをしのばせるものは、何ひとつ残っていない。
池波 正太郎「食卓の情景 (新潮文庫)」に収録 amazon
艙口(ハッチ)が、足もとの地面が左右へ割れたような大きな暗い口をひらく
三島 由紀夫 / 午後の曳航 amazon
先の尖った棒で蜂の巣みたいな穴をあける
宮本 輝 / 夢見通りの人々 amazon
同じカテゴリの表現一覧
地上の動物 の表現の一覧
状態・状況 の表現の一覧
風景表現 大カテゴリ