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何かがあって顔をしかめると、青豆(人名)のそんなクールな顔立ちは、劇的なまでに一変した。顔の筋肉が思い思いの方向に力強くひきつり、造作の左右のいびつさが極端なまでに強調され、あちこちに深いしわが寄り、目が素早く奥にひっこみ、鼻と口が暴力的に歪み、顎がよじれ、唇がまくれあがって白い大きな歯がむき出しになった。そしてまるでとめていた紐が切れて仮面がはがれ落ちたみたいに、彼女はあっという間にまったくの別人になった。それを目にした相手は、そのすさまじい変容ぶりに肝を潰した。それは大いなる無名性から息を呑む深淵への、驚くべき跳躍だった。
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深淵(しんえん)
顰める(しかめる)
肝を潰す(きもをつぶす)
造作(ぞうさく)
変容(へんよう)
顔立ち(かおだち)
顎・頤・腭(あご)
深淵・・・底がとても深い場所。とてつもなく奥が深いこと。終わりがないくらい底知れないこと。
顰める・・・嫌な気持ちになったときに、眉間の部分にしわを寄せること。不快を表す表情を作るときの顔の動き。
肝を潰す・・・とても驚くこと。内臓がつぶれそうになるくらい驚く。
造作・・・1.作ること。材料から物を完成させること。
2.目鼻立ち。顔のつくり。
変容・・・容(かたち)が変わること。姿を変えること。全体の様子がすっかり変わること。「容」は、訓読みで「かたち」と読める。
顔立ち・・・顔全体の形。顔のつくり。顔から受ける感じ。顔つき。目鼻立ち。
顎・頤・腭・・・1.口の上下の、歯の生えている部分で、話したり物を噛んだりするのに役立つ器官。
2.下あご。頤(おとがい)。
3. 釣り針の先に逆向きにつけた返しのこと。釣り針のかかり。鐖・逆鉤・逆鈎(あぐ)。
4.機械や道具などで、物をつかんだり引っ張ったりする開閉部分。
5.食事。食料。まかない。食費。
6.口をきくこと。物言い。おしゃべり。
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