普通の形でなく、よくビーナスが海から現れたときの絵でビーナスが乗っている貝殻の格好をして、その表に付けられた幾本もの細い筋が思いはせる通りに優雅な味がする

もし肉まんが一口サイズの大きさで、ポイと口に放り込んで食べるものだったとしたら今日の隆盛はなかったに違いない。少し手に余る大きさ、体格のよさ、そのような量感に頼もしさを感じつつ、そこのところへ思わずかぶりつく魅力がなくなってしまう。

ホカホカの中華まん

挽き肉と椎茸とタケノコとネギと生姜が、甘辛の味で調味してあって、いかにも中華っぽい風味付けがしてある

寒くなってくると、がぜん目に付くのがコンビニの中華まん。いまや、カレーやラーメンに次ぐ、日本人の国民食に近づく勢い。

あぶら一面の真っ赤なお鍋

ありえないほど大きい小籠包に笑ってしまう

小粒ながらもひとつ食べれば豚肉の風味が口いっぱいに広がって、肉汁がじゅわっと溢れだす

とびきりの辛さと山椒による舌の痺れ感に病みつき

出てくる料理、出てくる料理、まず飛び上がるほど辛い。カレーの辛さと違って、辛いだけでなく痺れる感じがする。